就活がだめなら婚活すればいいじゃない

はじめに

 

5月上旬。

まったく就活に手応えも感じず、恋人もおらず、

虚無の10連休を過ごした私はひらめいた。

 

 

「就活がだめなら婚活すればいいじゃない」

 

 

だって全然内定もらえないし。                         

誰かに養ってもらえれば働かなくていいじゃん?

 

だって彼氏にはこの間振られたし。

自分のことを全肯定してくれるイケメン存在がほしいな。

 

 

一度思いついたらそれ以外のことは手につかなくなってしまう注意散漫な性格だからね。

〆切目前のESそっちのけで早速調べた感じ、

婚活っておおまかに以下の手段があるらしい。

 

 

 

 

下に行けば行くほどお手軽に始められて、

上に行けば行くほど相手の質が保証されてる印象だな。

 

 

とりあえず、お見合いは伝手がないと難しいからな。

親とおばあちゃんに「結婚したいよ」アピールだけしとくか。

結婚相談所…は費用が高額だな。社会人になってから考えるか。

あぁ、社会人なりたくなくて婚活するんだった。

 

 

よし、婚活パーティに行こう。

 

 

 

はじめての婚活パーティ

 

というわけで婚活デビューは婚活パーティに参加することに。

さほど重要じゃないことに限って行動力のある私。

婚活しようとひらめいた1週間後の週末、都内某所でパーティしてました。

 

 

今回参加したパーティの形式はこんな感じ

・立食形式

・参加費 男性 20代…5000円 30代6000円

     女性 25歳以下…3000円 25~29歳…3500円 30代…4000円

・男女それぞれ約20名ずつ

・連絡先交換は自由

・15分ごとに主催者側の声掛けでお話しする相手を変える×4回くらい

 

 

参加を決めた5月の私に強く言いたいことは      

「コミュ障なんだから立食形式はやめておけ」ですね。

なんせフリートーキング。

ガンガン行かないとお話しする相手が見つからない。

しかもぼっち参加だし。(最初の10分くらいずっと同じ1人参加の女性とお話してた)

相手の情報を何も持っていないから、                      

「なんとお呼びすれば…?」みたいな会話から探っていく感じ。

 

 

婚活も就活と同じでコミュニケーション能力がある人が強い。                     

顔面もまた然り。陰キャブスには、生きにくすぎる世界だ。

 

 

あと、全然お話できない人もいっぱいいる。                   

というかお話しできなかった人のほうが圧倒的に多い。

基本的に近くにいる人とお話しする感じだから、                 

好みの人が遠くにいるときはどうやってお近づきになるか(物理)考えてた。

 

 

それから、意外と厄介なのが連絡先交換自由。                  

話してみて「なんか違うな」って思ってた人でも交換しなきゃいけない。   

断れなくもないけど、なんて言えばいいかわかんなくない?

その点1対1形式の婚活パーティ(後述) は気になった人にだけ

連絡先教える方式だからうれしい。

マッチング発表とかはなく、開始から2時間くらい経過して16時くらいにパーティ終了。

その後は各自二次会なり何なりに進む。

 

 

それなりに軽食食べられてアルコールも飲めて3000円だから、

ちょっと変わった飲み会参加したなーってくらいの認識で

はじめての婚活パーティは幕を下ろしました。

 

 

 

婚活パーティ、ふたたび

 

さて月が替わって6月。未だ内定0。

それどころか最終選考に進んだことも無いけど、もう一度婚活してみよっかな。

就活飽きたわ。

 

 

失敗をちゃんと次に活かせる人間だからね。

前回の反省点を踏まえて、今度は1対1で着席してお話しする形式の婚活パーティ、

いわゆるお見合い回転寿司ってやつに申し込んだ。

結婚願望の全く無い友人1名を巻き添えに。

 

 

概要はこんな感じ

・着席形式

・参加費 男性 6000円

     女性 1000円

・男女それぞれ12名ずつ

・当日の流れは以下を参考に。ちなみにタブレットではなく紙媒体でした。

www.partyparty.jp

 

 

お見合い回転寿司、慌ただしいね。

聞きたいこと全然聞けないまま次の人の時間になっちゃう。

出身とか、趣味とか、お仕事とか、年収(この項目は男性だけだったの、闇を感じる)とか、

家族構成とか、デートで行きたい場所とか、

いろいろな情報が載ったプロフィールカードを最初に配られる。

でも、1人あたり3分だと1つのテーマに触れてたらあっという間に終わっちゃう。

「もっとお話したい!」って気持ちを引き出す狙いがあるんだろうけど、圧倒的時間不足

しかもプロフィールカードに書いてある情報参考にして質問していくこの流れが、

まんま就活の面接だなってちょっと鬱になった。

 

 

このとき気になった人には連絡先書いた紙を渡せるんだけど、

パーティ終了時に全部回収されるから実質的には交換できてないよ!

マッチングした人とは、終了後に待ち合わせてこの後どうするか相談して、

その時に改めて(というか正式に)連絡先交換した。

もらった連絡先(メアド、LINEのID)を全部暗記できる人なら

マッチングしなくても連絡できるのかな…。

 

 

 

キューピッド登場

 

さらに月が替わって7月。

世間の内定率80%超え。私の内定未だ0。

ちょっと信じがたいことに最終選考も未経験。

リクルートスーツを着るには息苦しい時期になりました。

養ってくれなくてもいいから誰か、どこか雇ってくれ。

 

 

そんなタイミングで友達から「いい人いるから会ってみない?」とお誘いを受けます。

友達の紹介、上で挙げた婚活の手段には無かったけど、結構いい方法だと思うんだよね。

自分のことをよく知っている友人が「合うと思う」って推薦してくれる人、

絶対気が合うじゃん。

「婚活パーティで出会いました!」って言うのはちょっとためらっちゃうけど

「〇〇ちゃんが共通の友人で…」とかなら体裁も整うし。

ブルデートとかするのも楽しそう。

 

 

結果としてこの時の人とはご縁がなかったけど、

恋人探してるってことを周囲に公言すればこんなチャンスもあるんだなぁってお話。

 

 

 

マッチングアプリ

 

7月下旬に無事内定をもらい、お盆休みを実家でダラダラ過ごしてた私は

あまりに暇なのでマッチングアプリを覗くことにした。

この時恋人ほしいとはそんなに思ってなくって、

どんな人がやってるのか眺めるぐらいの気持ちで。

 

 

マッチングアプリの大まかな流れは、

 

「いいね」を送る→相手が受け入れてくれればマッチング成立→メッセージのやり取り

 

という感じ。

私が使ったのはwithだけど、大体の流れはどのアプリでも一緒だと思う。

参考までに...

with.is

 

 

とりあえず顔出しは怖いからアイコンを動物園で撮ったハムスターにして、

プロフィールは嘘じゃない程度にフェイクを入れて、登録完了!

したら30分しないうちにいろんな人から「いいね」がきた。

ひとりひとりに「いいね」返して、メッセージやり取りして…

この時点で若干キャパオーバー気味。お見合い回転寿司の慌ただしさを思い出す。

 

 

いったんメッセージ返すのやめて、いろいろ男性検索すると

「なんでアプリやってるの?」って感じの人もいっぱいいた。

めちゃくちゃドタイプの人がいたから、悩みに悩んで初めて自分から「いいね」する。

スルーされる。

病む。

 

 

これをきっかけにハイパー病む病むタイム。

そろそろ「いいね」してくれた人が把握しきれないほど増えちゃったから、

ちゃんとマッチングする人とスルーする人分けなくちゃって思ってたけど、

自分がスルーされた時の気持ちを考えると、

ちゃんと全員に向き合ってやり取りしないと失礼だなって。

プロフィールとか読んで興味持ってくれて、

限りある「いいね」のひとつを私にくれたのに。

きっとドキドキしながら「いいね」してくれたのに。

画像とか文章とか目に見える部分とか肩書とかで判断して切るなんて

烏滸がましいにも程があるだろう。

 

 

なにも0か100かで考える必要性はどこにもなくて、

いいなと思った人とだけやり取りすればいいんだと思う。

そういうツールだし。

相手だってだれかれ構わず「いいね」してるかもしれないんだし。

でも就活で散々「選ばれない」ことの惨めさを味わった後でもあったから、病んだ。

就活って怖いね。今までそれなりにあった自己肯定感が根こそぎ持ってかれたわ。

 

 

程なくしてアプリはやめた。

 

 

 

おわりに

 

まぁ就活もいっぱい病んだけど、

最終的に私を必要としてくれてる企業に出会えた (と思いたい) し、

誰かに養ってもらう必要性は消えた。

でも養ってもらいたいって願望は健在。

私のことを全肯定して甘えさせてくれる存在も欲しいし、

「25歳までに結婚したい」っていう幼き日の私の希望を叶えるためには、

やっぱり婚活するしかないなぁ。

現役女子大生って肩書と年齢しか見てないような人もいっぱいいたけど、

諸々の費用が安く済むから動き出しはきっと早いほうがいい。

 

 

まずは卒論を書かねば。